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クラシック燃え尽き度ランキング

今まで数多く誕生したクラシックホースたち。
その中にはクラシックレースをすべて勝ち取り三冠馬になった馬もいれば一世一代の激走で一冠を勝ち取った馬もいます。
ここではそんなクラシックホースたちをいろいろな切り口から紹介していきたいと思います。
そんなわけで第1弾は「クラシック燃え尽き度ランキング」です。
クラシックを戦ったときには世代トップクラスの実力を持ちながら古馬と混合になった途端に勝てなくなった馬たち。
ここではそんな馬たちをランキング形式で紹介していきます。

〜順位決定方法〜
対象馬は過去10年の牡馬クラシック勝ち馬。
クラシック活躍度とその後の成績(燃え尽き度)の合計で順位を決めます。
要はクラシック時期に活躍し、かつクラシックが終了した途端に勝ちきれなくなった馬がより高い順位に来るということになっています。
そのため上がり馬や秋の時点ですでに下降線だった馬は順位が低めになっています。
これはその馬がクラシックで完全燃焼したというよりも、展開のあやで勝った、すでに同期の馬と比べても能力が足りなくなり始めていたと考えるからです。
まあ、確実な評価点があるわけでもないので議論が分かれるところも多々あると思いますが、細かいところは流していただけると幸いです。

〜採点基準〜
・クラシック活躍度

★★★★★ 2冠馬の中でも特に成績の良かった馬。
★★★★☆ ★5には入らなかった2冠馬。
★★★☆☆ 1冠馬の中で2つ以上のクラシックに出走し、かつ好成績の馬。
★★☆☆☆ 1冠馬の中で2つ以上のクラシックに出走した馬。
★☆☆☆☆ 1冠馬の中でクラシックに1つのみ出走した馬。

・燃え尽き度

★★★★★ クラシック後0勝でかつ10戦以上走っている馬。
★★★★☆ クラシック後0勝の馬。
★★★☆☆ クラシック後重賞勝のある馬。
★★☆☆☆ クラシック後GI勝ちのある馬。
★☆☆☆☆ クラシック期間よりも古馬になってからのほうが成績の良い馬。
〜燃えつき度ランキング〜
5位 アグネスフライト
クラシック成績 皐月賞(不出走)、東京優駿(1着)、菊花賞(5着)
クラシック後の主な勝鞍 京都記念(GII)2着 クラシック活躍度 ★★★☆☆
クラシック後の成績 11戦0勝 燃え尽き度 ★★★★☆
00年クラシック世代。
河内にダービーを取らせた馬。
エアシャカールの三冠を7cm差で阻止する。
クラシック後は01年京都記念で2着にはいり、これがクラシック後唯一の掲示板入りとなる。
その後は01年産経大阪杯10着後故障で約1年半休養。
03年京都記念では河内騎手最後の重賞騎乗馬となる(6着)。

同期の二冠馬エアシャカールも古馬になってから奮わなかったためかいまいち評価がよくないが、河内騎手とのコンビは柴田政人−ウイニングチケットと同程度に扱われてもいいのではないだろうか。

4位 マチカネフクキタル

クラシック成績 皐月賞(不出走)、東京優駿(7)、菊花賞(1)
クラシック後の主な勝鞍 産経大阪杯(GII)2 クラシック活躍度 ★★☆☆☆
クラシック後の成績 110 燃え尽き ★★★★★
97年クラシック世代。クリスタルグリッターズ産駒であり決して長距離はベストの距離ではなかったはずだが、神戸新聞杯、京都新聞杯と当時の菊花賞トライアルを制した勢いをそのままに菊花賞を制覇。「マチカネ」の冠号でおなじみの細川益男氏に初のGI勝利をもたらした。

菊花賞後は約半年の休養後金鯱賞に出走し2番人気を集めるが6着。その後もGI4度出走するも99年宝塚記念の5着が最高だった。

活躍期間が菊花賞トライアルから菊花賞までと非常に短いために評価は低いが、菊花賞後の裂蹄がなければもう少しいい成績が上げられたかもしれない。

3位 ザッツザプレンティ

クラシック成績 皐月賞(8)、東京優駿(3)、菊花賞(1)
クラシック後の主な勝鞍 阪神大章典(GII)2 クラシック活躍度 ★★★☆☆
クラシック後の成績 80 燃え尽き度 ★★★★☆
03年クラシック世代。神戸新聞杯5着で挑んだ菊花賞を勝ち父ダンスインザダークとの父子制覇をはたす。ダンスインザダーク産駒初のGI馬でもある。

その後はネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、リンカーンらと共に4強といわれたが結局1勝もできずに終わる。もっともこの4強のうち2勝できたのはゼンノロブロイだけであるのだが・・・。

05年天皇賞春後に屈腱炎を再発し引退。奇しくも父と同じ怪我での引退となった。

2位 ネオユニヴァース

クラシック成績 皐月賞(1)、東京優駿(1)、菊花賞(3)
クラシック後の主な勝鞍 産経大阪杯(GII) クラシック活躍度 ★★★★★
クラシック後の成績 31 燃え尽き度 ★★★☆☆
03年クラシック二冠馬。ダービー制覇後に宝塚記念に出走し話題となる(結果は2番人気4)。思えばそれがけちのつけはじめだったのか・・・。神戸新聞杯3着で挑んだ三冠馬への道はザッツザプレンティに阻まれる。

その後はジャパンC4着後に休養し、復帰戦04年大阪杯を勝利。満を持して臨んだ04年天皇賞では10着。その後屈腱炎を発症し引退した。

1位 エアシャカール

クラシック成績 皐月賞(1)、東京優駿(2)、菊花賞(1)
クラシック後の主な勝鞍 産経大阪杯(GII)2 クラシック活躍度 ★★★★★
クラシック後の成績 100 燃え尽き度 ★★★★★
00年クラシック二冠馬。7cm差で三冠を逃した馬。海外派の森厩舎らしく3歳馬にしてキングジョージVI&QEDSに出走し5着と好走する。その後帰国し神戸新聞杯をたたいて菊花賞を制覇。見事二冠馬に輝く。

その勢いのままに臨んだジャパンCではまさかの14着。4頭出走した3歳馬は16頭立ての13着〜16着を独占しその年のクラシック世代の弱さを露呈することとなった。4歳になってからも3歳時から見せていた気性の悪さがネックとなり、クラシック時世代最強とも思われた輝きは戻らず10戦全敗で引退。

引退後は種牡馬になったが引退まもなく放牧中の事故により急逝。産駒は4頭しか残らなかった。

いかがだったでしょうか。
なかなか思ったような結果になっていないという方もいるのではないでしょうか。
筆者自身もかなり考えていろいろな要素を入れた上でのランキングではありますが、
悩んだ末に選んだ部分も多いのでもう一度はじめから考え直すと非常に違う結果になったりして・・・。
まあ一応はこれが完成版です。
こうやっていろいろ調べてみて改めて感じたのがクラシック中の故障馬の多さ。
過去10年のクラシックを制覇した馬だけでも実に8頭が故障により古馬戦線に参加することなくターフを去っています。
それを考えると今回1位になったエアシャカール、4位のマチカネフクキタル、5位のアグネスフライトなどは
勝てはしなかったものの立派な名馬なのかもしれませんね。

2005年7月11日作成

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